「皮膚科に行ってステロイドを塗ったのに、
ニキビが全然良くならない…」
そんな不安を抱えているあなたの気持ち、
痛いほどわかります。
私自身、中学生のころに顔中に広がったニキビに悩み、処方されたステロイドを毎日塗っていました。
けれど、良くなるどころか、赤みやヒリつきが増えて、むしろ悪化したように感じたのです。
今思えば、これは、
ステロイドの特性とニキビの性質を理解していなかったからこそ起きた“失敗”でした。
この記事では
- なぜステロイドではニキビが治らないのか
- 私が実際に経験した悪化の理由
- 同じ失敗をしないための「ニキビ専門皮膚科の選び方」
を、やさしく、わかりやすく解説します。
医療を“最後の砦”として正しく活用し、あなたの肌が健やかに戻る道を一緒に考えていきましょう。
中学生のころ、顔中のニキビに悩んでいた私
思春期の私は、頬もおでこもあごも、赤いニキビで覆われていました。
「鏡を見るのが怖い」
「人の目が気になる」
そんな日々の中、皮膚科を受診したときに医師から言われたひと言が忘れられません。
「あぁ…肌、ひどいね」
処方されたのは、ステロイド入りの塗り薬。
「これで治るはず」と信じて、朝晩かかさず塗り続けました。
しかし、ステロイドを塗っても…まったく改善しなかった
言われた通りに塗り続けても、ニキビは良くなるどころか、赤み・ヒリつき・乾燥が増し、肌はガサガサに。
「ステロイドって強い薬なのに、なんで治らないの?」
「むしろ悪化してる気がする…」
当時は理由がわかりませんでしたが、今ならはっきり言えます。
ステロイドは“炎症を抑える薬”であり、ニキビの根本原因には届きません。
だから改善しないのは、当然のことだったのです。
ステロイドがニキビに効かない3つの理由
1. ニキビの「根本原因」にアプローチできない
繰り返しできるニキビの根本的原因は
- 食べ物による体の炎症
- ホルモンバランス
- ストレス
ステロイドはそのどれにも直接作用しません。
一時的に赤みが引いても、炎症の根元は残り続けるため、再発を繰り返してしまいます。
2. 長期使用で「肌のバリア機能」が落ちる
ステロイドを長期間使うと
- 肌が薄くなる
- 刺激に弱くなる
- 赤み・かゆみが悪化しやすくなる
結果としてニキビができやすい“弱い肌”になってしまうことも。
3. 皮脂が多い肌には、ステロイドの油分が逆効果になる
私もそうでしたが、皮脂が多いオイリー肌の場合、
皮脂が詰まりやすい →
そこに油分の多いステロイドを塗る →
詰まりが進んで悪化
という悪循環が起こりやすいのです。
ステロイドは決して“悪い薬”ではありませんが、
ニキビという性質とは相性が悪かったのだと、今ならわかります。
私が学んだ「ニキビ根本改善のための大切な教訓」
ステロイドをやめた後、私はこう考えました。
「強い薬を塗るだけでは、根本的な改善にはつながらない」
そこから取り組んだのが、インナーケアと心の改善でした。
- 食事改善(牛乳・小麦・砂糖を控える)
- ストレスを減らす習慣づくり
- 自分の心を整える“思考の転換”
- 肌にやさしいスキンケアへの切り替え
これらを続けたことで、少しずつ炎症が落ち着き、ニキビができにくい肌に変わっていきました。
同じ失敗をしないために…ニキビ専門皮膚科の正しい選び方
ステロイドでの苦い経験から、私は強く感じたことがあります。
「どの皮膚科を選ぶかで、治療の結果は大きく変わる」
以下のポイントを押さえておくと、失敗を防げます。
1. 薬の使い方・リスクを丁寧に説明してくれるか
薬そのものより、**“正しい使用方法”**が何より大切です。
- 塗る量
- 使用頻度
- 副作用のリスク
- 長期使用の注意点
これらをきちんと教えてくれる皮膚科は信頼できます。
2. 治療の選択肢が豊富にあるか
「とりあえずこの薬を塗っておいて」
と言うだけの診察は避けた方が良いです。
ニキビ治療には
- 外用薬
- 内服薬
- 光治療
- ケミカルピーリング
- レーザー
など多様な選択肢があります。
症状に合わせて提案してくれるクリニックを選ぶことが大切です。
3. 美容医療は“ニキビ跡の治療”として使うのがベスト
ダーマペンやレーザーは、
クレーター・色素沈着など“ニキビ跡”改善にとても効果があります。
しかし、新しいニキビが次々できる段階で受けても、効果は限定的。
まずは、体の炎症を抑えて
「ニキビができにくい土台」
をつくってから活用する方が、ずっと効率的です。
まとめ:ステロイドは「最終手段」と理解しよう
- ステロイドは炎症を一時的に抑える薬
- ニキビの根本原因には効かない
- 長期使用で肌が弱くなる可能性がある
- 皮脂が多い肌では悪化することも
私も「強い薬を使えば治る」と信じて失敗したひとりです。
でも、インナーケアや生活習慣を見直すことで、肌は少しずつ変わります。
あなたも、
“体の中から整える”
という新しい選択をしてみませんか?
医療を賢く使いながら、一緒にニキビの悩みから卒業していきましょう。

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