中学生の頃、顔中のニキビに悩んでいた
私は中学生の頃、顔中に真っ赤なニキビができてしまいました。
頬もおでこも、あごも鼻も…触れるとヒリヒリして、鏡を見るのも嫌になる毎日。
両親に連れられて皮膚科へ行ったとき、医師から言われた言葉が忘れられません。
「あぁ…肌、ひどいね」
そのとき処方されたのは、ステロイド入りの塗り薬でした。
ステロイドを塗った結果…まったく改善せず
指示通り、朝晩に薄く塗ってみました。
でも…まったく改善しなかったんです。
むしろ、皮膚が赤くヒリつき、乾燥が進んでガサガサに。
「え?ステロイドって強い薬じゃないの?」
「どうして治らないの?」
当時はわかりませんでしたが、今ならはっきり言えます。
ステロイドは“炎症を一時的に抑える”もの
であって、
“根本的な解決”にはならないのです。
ステロイドがニキビに効かない理由
ステロイドは本来、アトピー性皮膚炎や一時的な皮膚炎症などに用いられる薬です。
ニキビの原因である「皮脂の過剰分泌」「毛穴の詰まり」「アクネ菌の繁殖」には直接効きません。
むしろ、
- 長期使用で皮膚のバリア機能が低下
- 一時的に炎症が引いても、またすぐ再発
- 皮膚が薄くなり、赤みやかゆみが悪化することも
こうした副作用のリスクもあります。
また、私のように皮脂分泌が多い肌タイプの場合、ステロイド剤に含まれている油分も、悪化の原因だったと思います。
毛穴が詰まりやすい状況で、さらにクリームを塗る=悪化の悪循環
ステロイドを使用せず、適切なニキビ治療が必要だったと今ならわかります。
私がたどり着いた改善策
ステロイドをやめ、以下のような方法に切り替えてから、ようやく改善が始まりました。
- 泡で優しく洗顔、ぬるま湯ですすぐ
- ビタミンB群やCを意識した食生活
- 保湿は油分の少ない化粧水+乳液で調整
- 皮膚科でアクネ菌に対する抗菌薬を処方してもらう
結果、少しずつ赤みが減り、炎症が落ち着いてきました。
まとめ:ステロイドは「最終手段」と考えるべき
✔ ステロイドは炎症を一時的に抑えるだけ
✔ ニキビの根本原因には効かない
✔ 長期使用は肌を弱める可能性がある
✔ 皮脂が多い人は油分の強いクリームに注意
ニキビには、「肌質」「原因」「生活習慣」などに合わせた根本的な対策が必要です。
私のように、「強い薬を使えば治る」と思っていた方には、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
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