はじめに:塗れば治ると思っていた私の勘違い
「ニキビができたら、とりあえず塗り薬」
私は長年、そう信じてきました。
ドラッグストアで手に入る市販薬を常備して、できたニキビにはすぐ塗るのが当たり前。
でも、あるときふと気づいたんです。
「あれ?なんか治りが遅い…。それどころか、ニキビが広がってる?」
この記事では、私の体験をもとに、「塗り薬がニキビを悪化させてしまった理由」と、皮膚の呼吸やターンオーバーの仕組み、そして正しいニキビケアの方法についてお伝えします。
ニキビに塗り薬=正解、とは限らない?
多くの人が、「塗り薬=治療」という感覚を持っていると思います。もちろん、正しい使い方をすれば薬はとても効果的です。
でも私のように、
・毎日のように薬を塗り続ける
・塗りすぎてしまう
・肌に合わないものを自己判断で使う
ということをしていると、逆に肌を壊してしまうことがあるんです。
私の体験談:薬で悪化したニキビ
ある日、顎やフェイスラインにぽつぽつと赤ニキビができ始めました。ちょっと焦って、手元にあった市販のクリーム(殺菌成分入り)を使いはじめました。
最初は「ちょっと赤みが引いたかな?」という感じ。でも…
- 翌日、乾燥してかさぶたのように
- さらに2〜3日後、違う場所にニキビが新たに出現
- 触るとヒリヒリして、赤みが広がる
「え?これって悪化してる?」
不安になって皮膚科に行ったところ、先生からはこう言われました。
「クリームの油分で毛穴が詰まり、かえって悪化した可能性がありますね。あと、肌が乾燥してバリアが壊れてます」
皮膚は「息をしてる」の?
「皮膚が息できない」という言葉、よく聞きますよね。
医学的には、皮膚が酸素を取り込んで呼吸しているわけではありません。でも、
- 外気との熱・水分のバランス
- 肌表面の常在菌バランス
- ターンオーバー(肌の生まれ変わり)
こうした「肌の自然な働き」が、油分の多いクリームや密閉状態で妨げられてしまうことがあるんです。
つまり、【皮膚が息できない=肌の働きを妨げる】という意味では、決して間違っていません。
ターンオーバーが乱れると、ニキビは治らない
肌は約28日かけて新しい細胞が生まれ、古い角質となって剥がれ落ちていきます。これが「ターンオーバー」。
でも、以下のようなことがあると、このサイクルが乱れます:
- 過度な乾燥(薬による)
- 毛穴の詰まり(油分による)
- ストレス・寝不足
- 洗顔やピーリングのやりすぎ
ターンオーバーが乱れると、古い角質が残って毛穴が詰まり、アクネ菌が繁殖してニキビが再発するという悪循環に陥ります。
正しいケアに切り替えた私の方法
皮膚科をきっかけに、私は「薬よりもまず、肌本来の力を取り戻すこと」を重視するようになりました。
実際に取り入れたケア:
- 泡洗顔+ぬるま湯すすぎで優しく洗顔
- 化粧水 → 乳液 → ワセリンで保湿(薬ではなくスキンケア中心)
- 皮膚科で処方された弱めの薬を「必要なときだけ」使用
- 睡眠とビタミン(B2・B6)を意識して生活改善
結果、数ヶ月でニキビの頻度が明らかに減り、治りも早くなりました。
薬が悪いんじゃない。使い方が大切
市販薬や塗り薬は決して悪者ではありません。
ただ、「効きそうだからとにかく塗る!」という使い方が肌に合っていないと、
バリア機能が壊れ、ターンオーバーが乱れ、結果として治りが遅くなるのです。
おすすめのやさしいケアアイテム(私が使ってよかったもの)
キュレル 皮脂トラブルケア化粧水・乳液(乾燥と皮脂のバランスケア)
ノブACアクティブシリーズ(皮膚科でも人気)
ワセリン(サンホワイト)(夜の保湿仕上げに最適)
まとめ:薬に頼りすぎず、肌本来の力を育てることが大切
✔ ニキビは、薬だけでは解決しないこともある
✔ 皮膚の自然な働きを妨げないケアが重要
✔ ターンオーバーを整える生活・スキンケアを心がけよう
あなたも、もし「薬を塗ってもニキビが治らない」と感じていたら、
塗りすぎ・合っていない薬の使用が原因かもしれません。
私の体験が、同じ悩みを持つあなたの参考になれば嬉しいです。
コメント